株式会社AppTalentHub(東京都稲城市、代表取締役:宮崎翼)は、自社で開発した漫画制作ツール name-maker を使って制作したオリジナルのギャグ漫画 『行政バグります! ~梨ヶ坂市役所・特務トレンド係~』 を、Webで公開しました。登録も課金も不要で、パソコンとスマートフォンのブラウザからそのまま読めます。
公開ページ
https://tsubasagit.github.io/gyosei-bug-reader/

どんな漫画か
架空の自治体・梨ヶ坂市役所の地下に押し込められた部署「特務トレンド係」を舞台にした、1話完結のギャグ漫画です。
予算も権限もない係に集められた面々が、毎回、制度の隙間を見つけてはひと儲けをたくらみます。ふるさと納税の返礼品、命名権、地域団体商標、情報公開請求。題材はどれも実在の制度です。だいたい、最後は課長に怒られて終わります。

現在は第1話・第3話・第4話の3話を公開しています。1話あたり扉絵を含めて12ページ。今後、順次追加していきます。どの話から読んでも大丈夫です。
サイトを開くと、公開中の話が一覧で並びます。各話に扉絵・あらすじ・ページ数・公開日が出るので、気になった事件から読み始められます。並び順は「1話から」と「新しい話から」を切り替えられます。

第4話「梨ヶ坂名物、つくります」について
最新話は、ご当地グルメと地域ブランドを題材にした回です。
出張先の岡山で、デミカツ丼・えびめし・ばら寿司を食べたテツが、「名物がある町はうらやましい」と考えるところから始まります。梨ヶ坂に帰ってみると、梨の一割が傷もので捨てられていた。それを使った新しい丼を作り、町の名物として売り出そうとする話です。
途中で出てくるのは、地域団体商標という実在の制度です。地名と商品名を組み合わせた名前を、事業協同組合や商工会など団体でなら商標登録できるという仕組みで、個人では出願できません。テツはそこで一度つまずきます。


もうけ話として動いた結果、捨てられていた梨が売れ、商店街に行列ができます。ただし、最後はいつもどおりです。

ページ全体では、このようなコマ割りです。11ページ・45コマ。

第4話はこちらから読めます。
https://tsubasagit.github.io/gyosei-bug-reader/ep/4/
name-maker について
name-maker は、1話分の制作をまるごと抱えるローカルアプリです。当社が自社の制作のために開発しました。
- 一行のネタから、1話分を組み立てます。 話の運び、ページの割り振り、コマ割り、セリフ、オチまでを下書きとして出し、人はそれを直すところから始められます
- 登場人物の顔をそろえます。 キャラクターごとの立ち絵を参照画像として毎回渡すため、同じ人物が何十コマ出てきても、また複数の人物が同じコマに並んでも、顔が崩れません
- コマ割りは、毎回考えさせずに型から出します。 ページごとに読み順の法則が変わらないようにするための設計です
- 脚本・コマ割り・作画・書き出しを、ひとつのフォルダで扱います。 制作の途中経過はすべてそのフォルダに残るため、期間が空いても続きから描けます
- 仕上がりは目視ではなく数値で検査します。 白黒作品に色が混ざっていないか、網点の濃さ、白く残した面積を1枚ごとに測り、基準を外れた絵は採用しません

『行政バグります!』では、この仕組みで23話分・246ページ・1005コマのネームを用意し、そこから順に作画を進めています。たとえば第4話は「岡山の名物料理で、1話」という一行から起こし、その日のうちに45コマの作画と公開までを終えました。
▼name-maker を作った経緯は、こちらの事例で書いています
【自社事例】自動で、漫画を作成するツール漫画制作ツール「name-maker」を作った話
読むための画面も自社で制作しました
作品を読むWebリーダーも当社で制作しています。
縦につなげてスクロールで読む形を既定とし、パソコンでは1ページを960×1397ピクセルで表示します。スマートフォンではフリックでページをめくれます。読んでいる間は上下のバーが自動的に隠れ、画面に絵だけが残ります。

制作の背景
本作は、岡山県の創業支援プロジェクト「ももスタ」2026夏に参加する中で制作しました。第4話は、岡山のご当地名物を題材にしています。
開発者コメント
漫画を作ろうとして詰まったのは、絵の上手さではありませんでした。人物が2人3人と出てきたとたん、コマごとに顔が変わって別人になる。そして、どのコマをどの大きさで、どの順に置くかというコマ割りが、そもそも考えられない。この2つでした。
name-maker は、そこを埋めるために作りました。一行のネタを入れれば、話の運びからコマ割り、オチまで返ってきます。顔は立ち絵でそろえ、読み順は型で守る。人がやるのは、ネタを出すことと、気に入らないところを直すことだけです。
同じ形は、漫画以外の「1つなら作れるのに、100個は作れない仕事」にもそのまま使えると思っています。
本件に関するお問い合わせ
株式会社AppTalentHub
https://apptalenthub.co.jp/

