【ももスタNoCodeBootCamp2025冬の成果報告】「想い」が8週間で「動くアプリ」に。11のプロダクトが切り拓く新しい挑戦

2025年12月21日、8週間にわたる激闘の末に幕を閉じた「ももスタNoCodeBootCamp 2025(冬)」。 15名の参加者が挑み、最終的に11名がアプリを完成させるという完遂率73%の快挙を成し遂げました。

ここでは、本プログラムから誕生した多様なプロダクトの中から、特に象徴的な数件をピックアップしてご紹介します。


🚀 注目のプロダクト・ピックアップ

Bubbleという強力なノーコードツールを武器に、参加者の皆さんは身近な課題やビジネスアイディアを形にしました。

🛠 冬の挑戦から生まれた「11のイノベーション」一覧

参加者が自身の課題感やビジネスアイディアを形にした、11のプロダクトをご紹介します。

1. みせてん?(地域の飲食店開拓アプリ)

「今日どこで食べる?」という日常の優柔不断を解消し、地域の飲食店をテーマパーク化するアプリです。毎日ランダムに3店舗を提案してくれるため、直感的に行き先を決定できます。開拓したお店は「開拓日記」として記録でき、ホーム画面が自分だけの思い出アルバムになっていく楽しさを提供します。

2. フィッシングポータルサイト

釣りファン(アングラー)が必要とする情報を一箇所に集約したポータルサイトです。最新ルアーの細かな仕様や、バス釣りに関する最新ニュースなど、多岐にわたる情報を網羅。初心者からベテランまで、釣果アップに繋がる情報へ即座にアクセスできる基盤を構築しました。

3. 全商道場(検定学習補助アプリ)

2月から開始される検定塾「全商道場」の生徒向けに開発された、内製学習管理アプリです。電子教材を閲覧できる「教材ビューアー」、学習時間を可視化する「タイマー機能」、そして日程管理の「カレンダー」を統合。塾の指導とアプリが連動し、生徒の合格を強力にバックアップします。

4. BioArchive(生物学科専用・デジタル実験ノート)

高専の生物学科生が抱える「膨大な実験データの整理」という課題を解決するツールです。フィールドワークや実験で撮影した写真を、プロジェクトやサンプルごとにスマホから即座にアップロード・整理可能。ダッシュボードで進捗を視認化し、煩雑なレポート作成を劇的に効率化します。

5. タビノメ(視野を広げる旅共有SNS)

「旅を通じて視野を広げ、自分を成長させる」ことを目的とした共有プラットフォームです。旅先での発見や乗り越えた経験をアウトプットし、他者と共有することで、日常に埋もれがちな新しい視点への気づきを促します。単なる観光記録ではなく、自己研鑽としての旅を支えるコミュニティを目指しています。

6. 占い定期配信基盤(インフルエンサー向け収益化システム)

YouTube登録者7万人超のファンベースを持つ開発者が、既存フォロワー向けに作成した有料サブスクシステムです。108パターンの占いを属性に合わせて自動出し分けし、毎週月曜日にLINEで自動配信します。PAY.JPによる決済実装を含め、広告費ゼロで収益化を実現する本格的なビジネス基盤です。

7. カスハラ対策コンシェルジュ(接客スタッフ保護ツール)

現場スタッフをカスタマーハラスメントから守るための支援ツールです。自身の10年の接客経験を基に、AIを活用した即時の対処アドバイス機能や、再発防止のための啓発ポスター自動生成機能を実装。孤立しがちな現場スタッフや店長が、法的な根拠を持って毅然と対応できる環境を作ります。

8. まちの案内人(観光ガイドマッチング)

観光客と地元の観光ガイドを直接つなぐマッチングサイトです。「いつもの旅行の半歩先」をコンセプトに、ガイドブックにない地域の物語を体験できるコースを提供。これまで電話やFAXが主流だった予約フローをデジタル化し、個人ガイドが直接旅行者と繋がれる場を提供することで、地域の観光裾野を広げます。

9. 着物何でも検索(仮)(業種横断検索サイト)

販売、レンタル、仕立て、クリーニングなど、着物に関するあらゆるサービスを業種を跨いで一括検索できるサイトです。「やりたいこと」から情報を探せる初心者向けの設計思想を重視。点在していた着物業界の情報を集約し、誰もが気軽に着物を楽しめる文化の継承をデジタルの力で支援します。

10. ピアノ練習応援アプリ(親子の絆サポートツール)

「孤独になりがちな子どもの練習を親が支える」ためのコミュニケーションアプリです。練習動画を非同期で共有し、親からのコメント返信によってポイントが付与される仕組みを構築。忙しい親でも子どもの努力を見守ることができ、「褒められる体験」を通じて子どもの継続意欲を育みます。

11. FILAMENT DATABASE(3Dプリンタ素材DB)

3Dプリンタ用フィラメント(素材)の、実測値に基づいた特化型データベースです。無数にある素材の中から、実際に使用した際の色味や推奨設定をユーザーが投稿・共有。買い間違いや印刷の失敗を減らしたいという、クリエイター目線の切実なニーズに応えるコミュニティサイトです。

📈 数字で見る驚異の成果

今回の冬のプログラムが、いかに密度濃く、かつ受講生に寄り添ったものであったかは、以下の数字が証明しています。

  • 総合満足度:100%(非常に良い)
  • 講師・メンター評価:100%(期待を大幅に上回った)
  • アプリ完成数:11プロダクト

参加者からは、「週1回のZoomや現地サポートなど、手厚いフォローがあったからこそ、最後まで走り抜けた」という声が圧倒的に多く寄せられました。一人ひとりの「作りたい」にメンターが本気で向き合うことで、技術的な壁を突破し、自信へと変えていったプロセスが伺えます。


🎓 担当メンターより総評

「冬のプログラムでは、技術の習得以上に『ユーザーにとっての価値は何か?』を自問自答し、ロジカルに構築していく姿勢が印象的でした。15名中11名が完走できたのは、各自が自分のアイディアを信じ、最後まで形にすることに執着した結果です。ここで生まれたプロダクトは、あくまでスタート地点。ここから社会へ実装されていくのが楽しみです。」 (講師・メンター陣:宮崎 翼)


結び:起業家としての第一歩

今回のBootCampは、単なるツールの操作方法を学ぶ場ではありませんでした。 アイディアを整理し、機能を定義し、実際にユーザーが触れる形にする。この「0から1を生み出す体験」こそが、参加者の皆さんの今後のキャリアにおける最大の財産となるはずです。

冬の寒さを吹き飛ばすような熱い8週間から、岡山の、そして日本の未来を担う新しいサービスが動き出します。引き続き、起業家志望の過多、岡山ももスタのイベントへお越しください。

この記事を書いた人

宮崎翼

愛媛県出身・東京都在住。
国立工業高専(新居浜工業高等専門学校)卒業後、外資系ソフトウェア企業などで法人営業・IT導入支援に従事し、BtoB領域で多様な新規開拓やエンタープライズのDX推進を経験。

現在は「AppTalentHub」の理念、ノーコード/ローコードを活用したアプリ開発の標準化と、エンジニアのスキルの可視化による適正評価を実現するためのプロジェクトやコミュニティ運営に取り組んでいます。
https://tsubasa.tech/about