【開催レポート】新創研様主催「経営者のための実践AI活用セミナー」Gemini 3 Pro研修

〜「GeminiNanoBananaPro」で描く、業務効率化と新しい幸せの創造〜

2025年11月26日(水)、愛媛県新居浜市の「ワクリエ」にて、新創研 様主催のAIセミナーが開催されました。 今回は、「より実践的なAI活用法」にフォーカス。地元の経営者層が集まり、弊社AppTalentHub代表の宮崎翼が講師として登壇しました。

開催の背景:理論から「実践」へ

新創研様は、「新しい幸せの創造」を理念に掲げ、顧客・社員・会社の三方よしを目指して活動されています 。 今回のセミナーの目的は、単なる知識の習得ではなく、経営者自身が「AIを使いこなすきっかけ」を掴むこと。製造業を含む多様な業種のリーダーたちが、自社の発展と地域貢献のために、最新技術をどう実装すべきかを学びました。


セミナーハイライト:「GeminiNanoBananaPro」が変える業務の風景

当日は、11月20日 Googleから発表された「Gemini Nano Banana Pro」を中心に、明日から使える具体的なデモンストレーションを行いました。

1. 一瞬で心をつかむ!「手書き風POP」の作成

小売・サービス業の参加者から特に驚きの声が上がったのが、商品画像とテキスト情報から「手書き風POP」を生成するデモです。

【Before:商品サイトの情報】 一般的なECサイトの商品情報も……

【After:AIが作成したPOP】 AIを活用することで、あたかも女子高生が描いたような、ターゲット層(JK)に刺さる「エモい」手書き風POPが一瞬で完成しました。「色味がエモすぎ」「ノート映え確定」といったキャッチコピーの選定から、親しみやすいイラストの配置まで、AIが文脈を理解して作成しています。

参考リンク https://shop.tarumibungu.com/

2. 指定場所への「画像合成」技術

資料作成や広告制作で役立つ、特定の場所へ自然に画像を合成する技術も紹介。
プロのデザイナーに依頼していたような作業が、社内で完結できる可能性を示しました。

写真参考 ワクリエにノートを置くという画像合成


実際の「垂水味好堂のAI業務改善事例」様から、AIかによる業務改善の取組事例も

実際に、今回の発表の前に、現場でのAIやDX活用として垂水味好堂様より、数か月にわたるアナログからデジタル化の発表も行いました。

クライマックス:経営者が「アプリ」を作る

セミナーの最後には、インプットだけでは終わらせない「実践ワーク」を行いました。 「自分自身で企画し、簡単なアプリのDemoを作る」という課題に対し、参加者はAIをパートナーとして活用。

  • Totonou Log(トトノウ・ログ)
    • 課題解決: GARMINの運動データから、最適な回復用栄養補給プランを算出し、運動後の「なんとなくダルい」を解消する。
  • フェラーリチョイス
    • 課題解決: ユーザーの年収や経済状況から、無理なく所有でき、資産形成にもなる最適なフェラーリと賢い乗り継ぎ方を提案する。
  • かんたん作業日報
    • 課題解決: サービスエンジニアが、音声入力や写真アップロードを活用し、キーパンチや文章作成のストレスなく簡単に作業日報を入力できるようにする。

など、それぞれの課題解決に向けたアイデアが、その場で形にするイメージを学んでいきました。
「プログラミングができなくても、アイデアとAIがあれば形にできる」という実感は、DX推進の大きな自信になったようです。

使わなきゃ損だなって思わせていただきありがとうございました

広がる新たな世界を知ることができて楽しかった

まとめ:「新しい幸せ」を創るためのAI

新創研様の理念にある「企業の活性化」や「人材の育成」。
AIはそのための強力なツールです。今回のセミナーを通じて、地元の経営者の方々がAIという「新しい武器」を手にし、それぞれの企業で顧客満足や社員満足を創造していく きっかけとなれば幸いです。

AppTalentHubでは、今後も企業のフェーズに合わせた実践的なAI導入・活用支援を行ってまいります。


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株式会社AppTalentHub

この記事を書いた人

宮崎翼

愛媛県出身・東京都在住。
国立工業高専(新居浜工業高等専門学校)卒業後、外資系ソフトウェア企業などで法人営業・IT導入支援に従事し、BtoB領域で多様な新規開拓やエンタープライズのDX推進を経験。

現在は「AppTalentHub」の理念、ノーコード/ローコードを活用したアプリ開発の標準化と、エンジニアのスキルの可視化による適正評価を実現するためのプロジェクトやコミュニティ運営に取り組んでいます。
https://tsubasa.tech/about