この度、ITコンサルティング・開発で豊富な実績を持つ株式会社Sparkle vision様と連携し、株式会社GAKUSAI様にて、同社のエンジニアの皆様を対象とした実践的な研修プログラム「FlutterFlow 2日間集中講座」を実施いたしました。2025年8月12日と13日の2日間にわたって行われた本研修の様子と、その成果をご紹介します。
AppTalentHubのミッション:“未来”採用で、才能と機会の距離をゼロに。
私達は実績とポテンシャルを可視化し、年齢・経歴・地域を超えて “挑戦する力” が正当に評価される採用の新基準を創造します。
AppTalentHubの研修は、このミッションを実現するための重要な機会です。
私たちは、研修によって生まれる個人の新たな挑戦が、そのまま企業の「新規事業やDXを推進する原動力を得るチャンス」になると考えます。社員一人ひとりの成長が企業の成長に直結する、この好循環を創り出すこと。
それこそが、AppTalentHubが個人と企業の双方に対して提供する「未来の約束」です。
研修の背景:新規顧客開拓に向けた、新たな技術習得という挑戦
株式会社GAKUSAI様は、大手企業向けのエンジニア育成において確かな実績を築いておられました。しかし、事業のさらなる成長を目指す上で、新たな顧客層を開拓するための技術力強化という課題に直面されていました。
【課題】
既存の大手企業向けサービスは安定しているが、新規顧客、特にアプリケーション開発のニーズを持つ企業へのアプローチが弱い。
社内のエンジニアはJavaスキルに長けているが、モダンなアプリケーション開発に対応できる人材が不足している。
この課題を解決するため、今回の研修では、Javaエンジニアの方々が持つ確かな土台の上に、高速でプロトタイピングが可能なFlutterFlowという新しい技術スタックを掛け合わせることをご提案しました。

高速アプリ開発を実現する「FlutterFlow」とは?
FlutterFlowは、ノーコード・ローコードで高品質なアプリケーションを開発できるプラットフォームです。Googleが支援するUI開発キット「Flutter」をベースにしており、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、iOS、Android、Webに対応した美しいアプリケーションを驚くほどの速さで構築できます。
従来のコーディング中心の開発に比べ、アイデアを迅速に形にできるため、プロトタイピングやMVP(Minimum Viable Product)開発において絶大な効果を発揮します。
研修概要:『コードを書かずに2日で実現!Flutterflowで作る高速アプリ開発マスター講座』
研修では、参加者全員がFlutterFlow未経験者であることを踏まえ、基礎から実践までを体系的に学べるカリキュラムを用意。最終的には、データベースと連携したオリジナルの「連絡帳アプリ」を自力で開発し、Webに公開することをゴールとしました。
項目 | 内容 |
実施日 | 2025年8月12日(火)、13日(水) |
対象者 | 株式会社GAKUSAI様のJavaエンジニア3名(FlutterFlowは初学者) |
講師 | 三代澤 哲 氏(株式会社Sparkle vision ) |
ゴール | 2日間でFlutterFlowの主要機能をマスターし、データベース(Firebase)と連携した「連絡帳アプリ」を企画・開発・Web公開できるスキルを習得する。 |
今回の研修を担当した講師
大学卒業後、外資系ベンダーにて約10年間サーバー・ストレージのサポート業務に従事。その後、ソニー生命のライフプランナーや介護系建築の現場管理・施工・社内IT担当など、多彩なキャリアを経験。前職では7年間にわたり、外資系企業の法人向けサービスに関するトラブル対応業務を務める。
コロナ禍を機に、経営者や個人事業主向けのITコンサルティングを開始。依頼の増加を受け、2021年12月に独立し、支援先企業からの出資を受け2022年1月に株式会社Sparkle visionを設立。
現在は、動画編集、ノーコードアプリ制作、建物VR化サービス、HP制作を柱に、企業のIT課題を解決するパートナーとして幅広く活動中。
カリキュラムのポイント:基礎からAPI連携、Web公開までを網羅
2日間の研修は、講義とハンズオンを組み合わせた実践的な形式で進行しました。
【1日目】 FlutterFlowとFirebaseの基礎を固める
初日は、FlutterFlowの基本的なUI構築からスタート。ウィジェットの配置やレイアウトの基礎を学んだ後、ボタン操作に応じた画面遷移(アクション)や、条件分岐といった動的な機能を実装。午後には、バックエンドとして機能するFirebaseとの連携方法を学び、アプリ開発に不可欠なデータベースの基礎知識を固めました。
【2日目】 実践的な「連絡帳アプリ」の開発と公開
2日目は、前日に築いた土台の上に、本格的なアプリケーションを構築していきました。
データ登録・表示 (Create, Read): 連絡先を登録するフォームと、登録されたデータを一覧で表示する機能を実装。
データ更新・削除 (Update, Delete): 既存の連絡先の情報を編集・削除する機能を実装。
外部API連携: 郵便番号を入力すると住所が自動で入力される機能を、外部APIと連携して実装。
Web公開 (デプロイ): 完成した「連絡帳アプリ」を、実際にWebアプリケーションとしてインターネット上に公開。
参加者の皆様は、自身の手でゼロから作り上げたアプリケーションが、実際にWeb上で動く様子を確認し、大きな達成感を得ていました。

研修の成果:プロトタイプ開発能力の習得と、未来への確かな一歩
今回の2日間の集中講座を通して、参加されたエンジニアの皆様は、実務に繋がる大きな一歩を踏み出すことができました。
【解決・成果】
実践レベルにはまだ及ばないものの、アプリケーションの初期プロトタイプを自力で作成できるスキルを習得。
これにより、新規顧客への提案の幅が広がり、具体的なイメージを提示しながら商談を進めることが可能に。
研修後、参加されたGAKUSAI様のエンジニアの方々からは、以下のような嬉しい感想をいただきました。
「研修前は、『ノーコード/ローコード』と聞いても、正直なところ『本当に実用的なものが作れるのか?』と半信半疑でした。しかし、1日目にFlutterFlowを触り始めた瞬間、便利さに驚きました。普段、Javaで画面を一つ作るにも、環境構築から始まり、数多くのコードを書くのが当たり前です。それが、ドラッグ&ドロップでUIコンポーネントを配置していくだけで、みるみるうちにアプリケーションの骨格が出来上がっていくスピード感には、純粋に衝撃を受けました。JAVAエンジニア 男性
「私はこれまで、主に既存システムの改修やバックエンド開発に携わってきました。そのため、自分でゼロからアプリケーションを企画し、ユーザーインターフェースを構築するという経験はほとんどありませんでした。最終的に、自分が2日間で作った『連絡帳アプリ』がWebに公開され、自分でアクセスできた時の感動しました。普段の業務とは違う『開発の原点』に触れることができ、新しい技術への学習意欲がさらに高まりました。Firebaseに初めて触ることもできたことも満足です。JAVAエンジニア 女性
まとめ:才能と機会の距離をゼロに
今回の株式会社GAKUSAI様との取り組みは、エンジニアが持つ「過去の証明(Javaスキル)」を尊重しつつ、新しい分野への「挑戦する力」を引き出すことで、キャリアの可能性という「未来の約束」を創り出した好事例となりました。
AppTalentHubは、これからも「“未来”採用」を掲げ、才能と機会の距離をゼロにすることを目指し、個人と企業の成長を力強く支援してまいります。DX推進やエンジニアのリスキリングにご興味のある企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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