アプリや社内ツール、せっかく作ったのに
「社員が使ってくれない」「お客さんが途中で離脱する」…
その原因、じつは「UIとUX」にあるかもしれません。
「UI(見た目)」と「UX(体験)」の大切さ、「使いやすさとは何か」についてこの記事では、初心者だからこそ気づけた“本当に使いやすいとは?”を、
日常生活と仕事の両方の例を交えて、やさしく紹介します。
UI/UXって結局なに?
アプリやウェブサイトを作るぞ〜!と意気込んだときに、必ず出てくる言葉があります。
それが 「UI」と「UX」。
「UI?UX?とりあえず略すのやめてくれい~!」
最初にこの単語を見たとき、筆者は思いました。
「UIって…USBの親戚?」「UXって某モバイル会社U〇モバイル?」
……なんでも略しすぎてて、もう怖い。
でもこの2つ、アプリ開発では避けては通れません。
今回は、IT初心者の私が実際にぶつかった壁とともに、
「UI/UXとは何か?」「なぜそれが大事なのか?」を、かみ砕いてお話しします。
ちなみに筆者が当初「UI?UX?」となった時にまずやったこと。・・・Googleで検索しました。
2025年4月9日現在、例えばこんな説明が出てきます👇

あ、なるほどね!と思った方はお帰り下さい。分からない方、このままお進みください!
1. UIとUXってどう違うの?
🔵 UI(ユーザーインターフェイス)=見た目や使いやすさ

UIは、アプリやWebサービスの“見た目”のこと。 ボタンの位置、文字の大きさ、色の使い方、メニューの並び方など、「パッと見てわかるかどうか」が重要です。
🏠 一般生活の例:ATM
ATMでお金を引き出すとき、「引き出す」ボタンが大きくて文字も読みやすいと安心しますよね。 逆に、古いATMでボタンが見づらかったり、文字が小さすぎると「これで合ってる?」と不安になります。
🏢 企業での例:会議予約システム
カレンダーがシンプルで、どこを押せばいいかが明確だと、社員も迷わずに使えます。 でも、色が多すぎたり、似たようなタブが並んでいたりすると「これ、ちゃんと予約できてる?」と不安に。
🟡 UX(ユーザーエクスペリエンス)=使ってみたときの体験全体

UXは、使ってみたときの“全体の体験”のこと。 見た目の良さだけでなく、使う前〜使った後までの流れがスムーズで心地よいかがポイントです。
🏠 一般生活の例:メルカリでの購入体験
メルカリで「これ欲しい!」と思った商品を見つけて、
→ 購入ボタンを押して、
→ 支払い方法を選んで、
→ 購入完了!
→ 出品者から「発送しました」の通知が来て、
→ 荷物の追跡もアプリで確認できて、
→ 商品が届いたらそのまま受取評価。
全部アプリ内で完結して、ストレスも迷いもなし。
「また使いたいな」と思える体験、これが良いUXです。
逆に、「どこから買えばいいのか分からない」「支払い方法の選択で何度もエラーになる」「配送状況が不明」などがあると、「もう使いたくない…」ってなりますよね。
🏢 企業での例:採用ページの応募体験
応募後すぐに自動返信メールが届き、面接日程もカレンダーで簡単に調整でき、当日の案内もわかりやすい。 こんなスムーズな流れだと応募者も安心して、内定辞退も減ります。 逆に、何の連絡もないまま数日後に突然メールが届くと「この会社、大丈夫かな?」と不信感に。
2. 【実話】初心者がつまずいたUI/UXの話
その1:最初に作ったアプリ
白背景に白文字のボタンを作ってしまい、「ボタンが…見えない⁉︎」 自分で押せずにパニック。反省して改善したつもりが、進歩せず。
例:以下、筆者の開発中のイケてないUI👇(初心者感がすごい)

その2:開発中のアプリを操作
ログイン後にボタンを押したら、別タブで開いていたのですが、 戻るボタンも閉じるボタンも無く、「前のページに戻れない…」 詰んだ、進めない、戻れない。泣くしかない。
このとき、私は思いました。 「UI/UX、大事すぎる…!」
例:以下、上記の例とは別件で「戻るボタンが無い」「ボタン押しても反応しない」イケてない筆者の開発段階のUX👇(いつかちゃんとワークフロー組み込みたい)

上記のページじゃ流行らないし、」使えないよね・・・。ってことです。
ま、ボタン押しても何にも起こらないんですからね笑。
UIは「見た目の設計図」、UXは「使って感じる気持ち」。
どちらか片方だけ良くても、アプリは“使われない”まま終わってしまいます。
たとえば、家のドア(UI)がオシャレでも、開けたら床がデコボコ(UX)だと住みたくなくなりますよね。
3. UI/UXが大事な理由【3つだけ覚えて!】
✅ 使いやすいとリピーターが増える → ごちゃごちゃ画面だとユーザーが逃げる
✅ 第一印象が良いと信頼される → 「この会社、ちゃんとしてそう」と思われやすい
✅ 売上に直結する → 購入ボタンまで迷わずたどり着ける人が多ければ、それだけ売上もUP!
4. 初心者でもできる!UI/UX改善のヒント

① 画面をシンプルに → 「全部載せたい!」は一旦我慢。“1画面1テーマ”を意識。
② 文字・色を見やすく → 薄いグレー文字+白背景はNG(初期ミス…)
③ ユーザーの動きを想像する → 「開いたらこれ見て→次にこれ押して→ゴール」までの道筋を考える
④ 他人に使ってもらう → 自分では気づかない“謎UI”が他人にはバレバレです。
筆者も実際に使ってみると、「あれ?」とか「使いづらいなぁ」という感想は出てきます。
「こうした方がいいかも?」という改善アイデアも、ユーザー目線ではいくらでも出せます。
まあ、開発は全然できないんですけどね(笑)
まずは社員に使ってもらい、確かめてもらい、不満を聞き出し、どんどん改善すると良いのです。
5. ノーコード × UI/UXの話
最近は、BubbleやFlutterFlowのようなノーコードツールが人気です。
😊 テンプレートが豊富で、最初から“それっぽいデザイン”が作れる!
😰 でもテンプレに頼りきりだと、どれも“似たようなアプリ”になりがち…。
特にUX(体験の流れ)は、テンプレでは補いきれません。
「ユーザーがどんな気持ちで使うか?」「どうすればまた使いたいと思ってもらえるか?」
こうした設計は、自分で考えるしかないのです。
開発自体が得意でも、“ユーザー目線”を忘れてしまうと、
結局は「使いづらいアプリ」になり、ユーザーはすぐに離れていきます。
社内ツールでも同じで、「社員が使いたがらないシステム」になってしまうんです。
だからこそ、実際に使ってもらいながら、少しずつ改善していくことが大切。
その点、ノーコードツールは開発後の修正や調整がとてもやりやすく、柔軟に改善できるのが大きな強みです。
6. まとめ:UI/UXは“使う人への愛”

UI = 見た目・デザイン
UX = 使ったときの感覚・満足度
そして、どちらにも共通して大事なのは、 「これ、使う人のこと考えてる?」 という視点です。
「社長が使っても迷わないか?」 「スマホ片手でも直感的に使えるか?」 そんなレベルで考えていくと、初心者でもグッと良くなります。
作ってもらったアプリが、見た目は希望通りでも使いにくいことってありますよね。 画面遷移が合っていても「なぜここでこの動き?」という部分があると、ユーザーは離脱します。
見た目も大事。でもユーザーは、遠回りさせられるのが一番イヤなんです。 Instagramやメルカリのように、サクッと投稿・購入・トラブル回避ができる。 そんなアプリは、UIもUXも磨かれているからこそ、多くの人に愛用されているんですね。
UI/UXを少し意識するだけで、「伝わる」「使ってもらえる」ものに変わります。
完璧じゃなくても、「あ、これ前より使いやすい!」と誰かに思ってもらえたら、それは立派な進歩です。
私もまだ勉強中ですが、まずは“伝わるUI”から少しずつ作れるようになりたいと思います。
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初心者なりに学び中なので、フィードバックも大歓迎です🙌
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